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【抜歯の前に必読!】
後悔しないための治療「ソケットプリザベーション」について

この記事は、アイデンタルクリニック理事長・新宿院院長、山田博司先生監修のもと作成しています。

かかりつけの歯科医院で「抜歯が必要」だと言われたら、必ず確認していただきたいことがあります。それが、抜歯時に「ソケットプリザベーション」を行うかどうかです。ソケットプリザベーションとはどんな治療で、行わないと歯はどうなるのか解説します。これから抜歯をする可能性がある方は、ぜひ参考になさってください。

知っていますか? 抜歯で「骨がやせる」という事実

虫歯や歯周病が進んだり、歯が割れたりすると、抜歯が必要になることがあります。けれど、その場ですぐに抜歯するのは待ってください。もし、抜歯後とくに処置をせずに自然治癒にまかせると、あごの骨がやせてしまうからです。

抜歯後に何もしないとあごの骨が減少する

私たちの歯は、あごの骨(歯槽骨)に支えられるように生えています。歯がなくなると、その部分の骨は「自分はもう支える必要がないんだ」と認識し、少しずつ吸収されて(やせて)いきます。

とくに唇側(頬側)は、もともと骨が薄い構造になっています。歯があるときは、歯と歯槽骨の間にある「歯根膜」から血流にのって骨に酸素や栄養が送られるため、骨の量をキープできます。しかし、歯を抜くとその部分の歯根膜もなくなるため、必要な酸素や栄養が送られず、骨はどんどんやせてしまうのです。

海外の研究データでは、抜歯後とくに処置をしないままだと、骨幅(水平)は約3mm減少するとの報告があります*1。3mmなんて大したことないと思えるかもしれませんが、3mmは 1円玉(厚さ約1.5mm)を2枚重ねたほどの厚さです。歯科領域ではマイクロメートル(通称ミクロン。1mの1/1000)の単位で歯を削ったり、調整したりするので、骨が3mm減少することはかなり大きな変化と言えるのです。

骨が痩せるとどうなる? 将来起こりうる困りごと

骨がやせると、失った歯を取り戻す治療を行う際にさまざまな影響があります。

  • インプラント治療の際に、骨造成が必要になる
    インプラント治療では、インプラント体(人工歯根)を支えるために十分な骨の幅と高さが必要ですが、骨がやせて足りないと、追加で骨を作る治療(骨造成)が必要になることがあります。
  • ブリッジとの間にすきまができやすい
    骨がやせると歯茎もへこむため、被せものと歯茎の間にすきまができやすくなります。このすきまに食べ物が詰まりやすくなり、口腔トラブルの原因となります。

このほかにも、海外の研究では、骨がやせることで頬がこけて見える、ほうれい線が深くなるといった、見た目の変化につながる*2との報告もあります。

「ソケットプリザベーション」は抜歯後の骨を守る治療

ソケットプリザベーションは、いわば骨の"地盤固め"

ソケットプリザベーションとは、歯を抜いた穴に骨補填材を入れ、骨が吸収されるのを防ぐ処置のことです。抜歯と同時に行うことがほとんどです。

ソケットプリザベーションを建築でたとえるなら、家を建てる前の土地整備です。しっかりとした家を建てるには、整備して強固になった地盤に柱をたてる必要があります。インプラントも同じです。抜歯をするとどんどん土地(骨)がやせるので、それを防ぐためにソケットプリザベーションで補強し、柱(インプラント体)を立てるのに十分な土台を整えておくことが大切なのです。

ソケットプリザベーションをすれば「骨造成手術」を受けずにすむ可能性が高まる!

インプラント治療にあたり骨が足りない場合、インプラントを入れる前に骨を増やす手術が必要になります。すると、インプラント埋入手術のみですむ場合と比べ、身体への負担がかかるだけでなく、費用の増加や治療期間の長期化も生じてしまいます。

ソケットプリザベーションは、抜歯と同時に土台固めをしておくことで、将来的な負担を減らすための「予防的な一手」です。抜歯をする場合は、ソケットプリザベーションまで受けることをおすすめします。

【ここがポイント!】
ソケットプリザベーションはどの歯の抜歯においても受けておくことが望ましいですが、とくに、上の奥歯の抜歯の際は、強くおすすめします。上奥歯の骨造成手術のひとつ「サイナスリフト」はとても繊細な技術を要する手術であるため、場合によってはやり直しのリスクも考慮しなくてはならず、患者様にとっての負担が大きいからです。

当院では、1,000件以上の難症例(サイナスリフトを含む)の治療にあたっており、他院の治療のリカバリー(やり直し)も多く行っています。だからこそ、ソケットプリザベーションの重要性を切に実感しています。繰り返しになりますが、とくに上の奥歯の抜歯が必要といわれたら、将来のご自身のために、ぜひソケットプリザベーションまで受けてください。

かかりつけ医院でソケットプリザベーションを受けられない場合は、その場で抜歯をせず、当院までお問い合わせください。

無料カウンセリングはこちら

治療の流れと期間、費用について

ソケットプリザベーションの治療の流れ

ソケットプリザベーションは、抜歯と同時に行うことが一般的です。所要時間は、抜歯も含めて60分程度です。

【治療のステップ】

  1. 抜歯・清掃: 歯を抜いたあと、穴の中をきれいに掃除する
  2. 詰め物: 骨のもとになる材料(骨補填材)を詰める
  3. フタをする: 骨補填材が動かないように、非吸収性フッ素樹脂(d-PTFE)などでできた保護膜(メンブレン)でフタをする
  4. 縫い合わせる: 歯茎を縫合する

ソケットプリザベーション後、すぐにインプラントができるの?

骨補填材が自分の骨として安定するには、6ヶ月ほどかかります。当院では治療から3ヶ月後、さらにその3ヶ月後(治療から6ヶ月後)にCT検査を行い、骨の状態を正確に把握したうえでインプラント手術へと進みます。

ソケットプリザベーションをしておけば、ずっと骨はやせない?

ソケットプリザベーションを行っても、その後歯がない状態が続けば、骨は再度やせていきます。たとえば、ソケットプリザベーションから5年後にインプラントを受けようしても、その頃にはまた骨の量が足りず、あらためて骨を増やす治療が必要になってしまう可能性もあるのです。そうすると、ソケットプリザベーションの費用が無駄になるだけでなく、追加の治療費用もかかってしまいます。

ソケットプリザベーションから約6〜10ヶ月後、骨が安定した段階でインプラントを埋入することが、患者さまにとってもっとも身体的・経済的負担が少ない方法です。何らかの事情ですぐにインプラント埋入に進めない場合でも、最長でもソケットプリザベーションから1年以内にはインプラント埋入を行うことをおすすめします。

【ここがポイント!】
骨補填材にもさまざまな種類があり、種類によって骨の治癒期間も変わります。当院では、骨補填材ごとの特色を十分に理解したうえで、患者様一人ひとりのお口の状態にあわせてより適した材料を使用しています。また、患者様の体に触れるものは、縫合用の糸なども含め廉価なものではなく安全性の高い素材を厳選しています。

ソケットプリザベーションの費用

ソケットプリザベーションは原則的に自由診療のため、費用は医院によって異なります。ソケットプリザベーションの費用相場は5〜15万円程度です。

当院のソケットプリザベーション費用は、88,000円(税込)です。

医療費控除について

インプラント治療の費用は、医療費控除の対象です。1年間で支払った医療費が一定額を超えると、確定申告により所得税の控除等が受けられます。治療費や交通費等の領収書は必ず保管しておきましょう。

【対象となる費用】

  • インプラント治療費(全額)
  • 術前検査費用
  • 通院交通費(公共交通機関利用分)

当院ではデンタルローンによる分割プランも扱っています。詳しくはコーディネーターやスタッフまでお問い合わせください。

医療費控除についてはこちら

インプラント治療に関する当院の取り組み

ソケットプリザベーションは、原則的に抜歯の直後に行う治療ですが、一般的な歯科では行っていないことがほとんどです。そのため、近所やかかりつけの歯科医院で「抜歯が必要です」と言われたら、抜歯をする前にソケットプリザベーションを行えるかどうかを確認することがとても大切です。

もし、すでに抜歯をした後でも、2ヶ月以内であれば措置が可能です。また、抜歯からだいぶ期間が経過している場合でも、別の方法で骨を増やすことができます。まずは無料カウンセリングでご相談ください。当院は、インプラント専門歯科医院として累計埋入実績38,000本以上、フルマウスインプラント(オールオン4)は450症例以上、1,000件以上の難しい症例の治療にもあたっています。

【当院が大切にしていること】
当院では、患者様お一人おひとりに笑顔になっていただけるよう、下記の取り組みを行っています。

  • 設計治療®︎による精緻な治療
    コンピューターシミュレーションシステムを用い、より精緻で患者様に負担の少ない治療を提供しています。また、患者様とのコミュニケーションも治療の一環ととらえ、包括的な治療を行っています。
  • CTによる事前検査
    患者様のお口の状態を正確に把握し、よりよい治療計画を立てるため、CTによる事前検査を徹底しています。事前検査は無料です。
  • 詳細な説明と事前見積もり
    治療内容や費用などについて、丁寧な説明を心がけています。ご不明点は、無料カウンセリングで何度でもご相談いただけます。また、費用については事前に内訳を明記した見積書を発行しています。追加の費用が発生することはありません。
  • 医師による一気通貫の治療
    当院では、複数の医師による流れ作業のような治療は行っていません。診察から治療計画、手術、最終的な被せものの取り付けまで、担当医師が責任を持って行います。これにより、患者様の状態を細やかに観察でき、情報伝達の行き違いなどのリスクも低減できます。
  • 材料は安全性と質の高さを重視
    インプラントの部品はもちろん、骨の元となる材料や縫合に使う糸にいたるまで、身体に馴染みやすく、できるだけ負担の少ない材料を使用しています。利益優先ではなく、患者様がより永く、快適に過ごしていただけることを第一に素材を厳選しています。

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ソケットプリザベーションに関するよくある疑問

Q. ソケットプリザベーションと、GBR(骨再生誘導療法)やサイナスリフトとはどう違いますか?

A. ソケットプリザベーションは骨がやせる前に行う治療、GBRやサイナスリフトは骨がすでにやせている場合に、骨を増やす目的で行う治療です。

行うタイミング 治療法 特徴
抜歯直後〜
2ヶ月以内
ソケットプリザベーション これから骨がやせるのを防ぐ予防的な措置
骨がやせた状態 GBR(骨再生誘導法) 上顎、下顎問わず、すでにやせてしまった骨を増やす治療
サイナスリフト 上顎臼歯部の骨がやせて足りない場合に、歯茎の側面から骨の材料を入れる治療
ソケットリフト 上顎臼歯部の骨がやせて足りない場合に、インプラントを埋める穴から骨の材料を入れる治療

サイナスリフトについて詳しく知りたい方は、こちらもぜひお読みください。

Q. 痛みや腫れはありますか?

A. 抜歯にともなう痛みや腫れと同程度か、少し長引く場合があります。痛み止めである程度抑えることができます。腫れや痛みが長期間おさまらない場合は、歯科医院に相談しましょう。

【参考資料】

0120-848-479

0120-848-479

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