インプラントならアイデンタルクリニック トップページ > インプラントに関するコラム一覧 > インプラントの寿命はどれくらいなのか?メンテナンスや再手術についても解説

インプラントの寿命はどれくらいなのか?メンテナンスや再手術についても解説

インプラントの寿命はどれくらいなのか?メンテナンスや再手術についても解説

インプラントの寿命はどれくらいなのか?メンテナンスや再手術についても解説

インプラントは健康な歯を残したまま装着でき、見た目も美しく保つことができる歯科治療です。そのため、人気が高い治療法となりますが、入れ歯やブリッジなどと比較してどの治療を行なうべきか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

インプラントをどのくらい長く使うことができるのか、再手術が必要となるケースなどが気になる方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、インプラントの寿命や長持ちさせるためのメンテナンスの方法、再手術などについて解説します。

インプラントの寿命はどれくらい?

大人の歯(永久歯)を失ってしまった際には、決して放置しないことが大切です。歯を失ったあとに適切なケアを施さなければ、その影響は口内にとどまらず、全身の健康問題につながることも考えられます。

大人の歯が抜けた場合の治療の選択肢のひとつにインプラントがあります。

■インプラントの平均寿命

インプラントの寿命は、一般的に10年以上とされています。インプラントの寿命とは、「インプラント体(人工歯根)」と呼ばれるあごの骨と結合するための部品が外れたときを指すことが多いです。適切なメンテナンスを行えば10年以上長持ちさせることが可能ですが、日々の手入れを怠ってしまうと寿命に届かず、早い段階で使えなくなってしまうこともあります。

丁寧に扱うと寿命以上に長く機能を保つことができるので、しっかりとメンテナンスを行なうことが大切です。

■入れ歯やブリッジとの比較

入れ歯やブリッジとの比較

インプラントと入れ歯、ブリッジの寿命を比較すると、入れ歯は1〜2年程度、ブリッジは5年程度で使えなくなってしまうことが多いため、寿命の面ではインプラントが最も長いといえます。また、インプラントは自然の歯に近い素材を使用することから、入れ歯やブリッジに比べて審美性の高い仕上がりが期待できます。

一方で、インプラントは保険適用外のため、入れ歯やブリッジに比べると高額になりやすいデメリットがあります。ただし、適切なメンテナンスを行えば10年以上長持ちさせることも可能です。入れ歯やブリッジも機能性や審美性の高いものは保険適用外で高額になりやすく、費用対効果で考えるとインプラントに優位性があると考えることもできます。
なお、インプラントは医療保険控除の対象です。確定申告をすることで、税控除が受けられることがあります。また、ご負担の少ないお支払い方法としてデンタルローンも取り扱っています。

医療費控除についてはこちら
インプラントと入れ歯・ブリッジの違い、メリットデメリットまとめ
インプラントの種類・費用はこちら

■前歯・奥歯によって寿命に違いはある?

インプラントの寿命は、前歯や奥歯などインプラントを埋入した箇所や、歯並びなどによって異なる場合があります。一般的には、噛む力が強い奥歯(大臼歯部)は負担がかかりやすいぶん寿命も短い傾向にあるとされていますが、実際は歯並びや噛み合わせによってケースバイケースです。定期的に歯科医院のメンテナンスを受け、噛み合わせなどを調整してもらうことが、インプラントの寿命の延伸につながります。

■オールオン4の平均寿命

オールオン4(フルマウスインプラント)とは、4本のインプラントで全ての歯を支えるインプラントの治療方法です。

オールオン4も通常のインプラントと同様に、インプラント体(人工歯根)は10年以上機能することが多いといわれています。また、上部構造(人工歯)についても材質や状態に応じて必要な時期に交換することで、長期間機能を維持することが可能です。

オールオン4(フルマウスインプラント)についてはこちら

■インプラントで歯がない期間はどれくらい?

インプラントで歯がない期間は、一般的に3〜4ヶ月です。これは、インプラント治療では歯を抜いてからインプラント体(人工歯根)を埋めるまでにいくつかの過程があるためです。

歯がない期間の目安は、1〜2本のインプラントで3〜4ヶ月、あごの骨の量がじゅうぶんでなく増骨(骨造成)が必要な場合は骨造成に6〜10ヶ月+インプラントに3〜4ヶ月です。また、インプラントの本数が多い場合などは、歯がない期間が延びることがあります。

なお、オールオン4の場合は歯を抜いたその日のうちに仮歯を入れることができるため、歯がない期間は0日です。

インプラント治療の痛みが不安な方は、こちらもご覧ください。

インプラントは痛い? 治療中・手術後の痛みや腫れについて

インプラントの寿命を延ばすために心がけたいこと

せっかくインプラント治療を受けたなら、少しでも長く、快適にインプラントを使いたいものです。インプラントの寿命を延ばすための、代表的な3つのポイントを紹介します。

■定期メンテナンスをしっかり受ける

インプラントのメンテナンスが不十分だと、歯周病の一種である「インプラント歯周炎」になることがあります。不具合などの自覚がなくても定期メンテナンスへ足を運び、毎日の歯磨きでは取りきれない汚れを落として、インプラント歯周炎を防ぐことが大切です。

■喫煙を減らす

喫煙回数が多い人は、インプラントと骨がしっかり結合する確率が下がり、手術が成功しにくいといわれています。

また、無事に成功したとしても歯肉の血流が悪化しているため歯周病の感染を起こしやすく、インプラントの寿命が短くなりやすい傾向にあります。

インプラント治療を選択するのであれば、禁煙したほうが長く口内の健康を保つことができるでしょう。

■歯ぎしり・食いしばりなどを軽減する

インプラントは人工的に作られた歯であるため衝撃に弱く、歯ぎしりや食いしばりによって直接負荷がかかってしまいます。そうなると、部品の破損やインプラント歯周炎を引き起こすリスクが高まります。

歯ぎしりや食いしばりは、ストレスや噛み合わせなどが原因であるとされていますが、はっきりとは解明されていません。歯ぎしりや食いしばりの対策として有用なのが、就寝時に装着するマウスピース(ナイトガード)です。マウスピースはインプラントの上にセットしても問題ありません。また、ボトックス注射などであごの筋力をコントロールする方法もあります。かかりつけの歯科医師に相談してみましょう。

インプラントの再手術が必要になるケース

もし脱落したときはインプラントの再手術を受けよう

もし脱落したときはインプラントの再手術を受けよう

インプラントは、適切なメンテナンスによって長く使うことが可能です。上部構造(インプラント体に取り付ける人工歯)が欠けるなどのトラブルの場合は、上部構造だけ修理したり作り直したりすることができます。しかし、場合によっては再手術が必要になることがあります。

■インプラント周囲炎

インプラント周囲炎とは、インプラント周囲の歯茎や骨が細菌によって炎症を起こした状態のことです。原因となる菌は歯周病と同じで、口腔ケアの不足に加え、喫煙、糖尿病などの全身疾患も発症要因となります。

インプラント周囲炎を防ぐためのケアについて

■インプラント体の脱落

インプラント体(人工歯根)がぐらぐらし、外れてしまう状態を脱落と呼びます。脱落のおもな要因は、噛み合わせの悪さによる長期間の過度な負荷や、口腔内が不衛生な状態が長期間続いた場合などです。

■骨との結合が不十分、神経障害、金属アレルギーなど

骨の量の不足や設計ミスで、インプラントとあごの骨がじゅうぶんに結合しない場合があります。また、ごくまれではありますが、インプラント手術の際に神経を傷つけたり、金属アレルギーが起こったりすることがあります。こうしたトラブルが起きた際には再手術が必要となります。

なお、一般的に安価なインプラントは、骨とじゅうぶんに結合しにくかったり、結合しても感染が起こりやすく5年程度で交換が必要になったりすることもあります。

インプラントのメンテナンスについて

インプラントの再手術のリスクを減らすには?

インプラントの再手術のリスクを減らすためには、術前の綿密な検査と診断、正確な手術計画、慎重で経験豊富な医師による施術、そして患者様本人による適切なケアとプロによる定期的なメンテナンスが重要です。 再手術のリスクを極力減らせるよう、インプラントを受ける前に心得ておきたいポイントをまとめました。

ポイント1:経験と技術力、信頼感のある歯科医師を選ぶ
インプラントは外科手術をともなう治療のため、歯科医師の経験と技術力によって手術後の状態に差が生じやすい面があります。経験と知識が豊富なことはもちろん、インプラントを的確な位置に埋入できるといった技術力も非常に重要です。こうしたポイントをクリアし、患者様一人ひとりに適した治療計画を提案できる歯科医院を選ぶとよいでしょう。

アイデンタルクリニックは、インプラント専門医がチームとなり累計3.8万本以上の施術を行っています。また、インプラント治療で最も大切な「的確な埋入」にいち早く着目し、最新テクノロジーと技術力をかけ合わせ、より正確で安全性の高い治療法「設計治療®︎」を導入しています。専門カウンセラーや麻酔科医も常駐し、患者様が納得、安心して治療が受けられる体制づくりにも注力しています。

最新技術による正確性と安全性の高いインプラント治療とは
安心してインプラント治療ができる当院の11の取り組み

ポイント2:初期費用だけでなく、治療後のリスクも考慮してインプラントを選ぶ
一般的に、安価なインプラントは骨との結合が不十分となる傾向にあります。すると数年後には交換が必要となり、結果的に身体的・経済的な負担が大きくなってしまいます。インプラントを選ぶ際は、最初にかかる費用だけでなく、長期的なコストパフォーマンスを考慮するとよいでしょう。

なお、経験豊富で技術力の高い歯科医師であれば、安価なインプラントでも長く保てる場合もあります。アイデンタルクリニックは、インプラント専門クリニックとして累計3.8万本以上の実績があり、さまざまな症例に対応しています。ご自身に合うインプラントについて知りたい方は、無料のカウンセリングでご相談ください。

アイデンタルクリニックで扱うインプラントの種類
無料のカウンセリング予約はこちらから

ポイント3:長持ちさせるためのアフターフォロー体制が整っている
インプラントを長持ちさせるには、インプラント周囲炎を防ぎ、噛み合わせを良好に保つなど、治療後の適切なケアが大切です。そのためには、専門医による定期的なメンテナンスが必要です。

一般的な歯科医院では、インプラント治療に5年保証や10年保証を設けていることが多く、保証期間内なら無料で再手術を受けることができます。ただし、医院が推奨する定期メンテナンスを受けない、治療に協力的な姿勢が見られないなど、インプラントの脱落の責任が患者様側にあると認められた場合などは、保証の対象外になってしまうことがあります。保証の適用条件はさまざまですので、契約前にしっかりと確認しておくとよいでしょう。

アイデンタルクリニックでは、5年〜最長で30年間、万が一インプラントが定着しないことなどが起こった場合には、期間中何度でも交換可能なプランをご用意しています。また、より長くインプラントを保っていただくために、治療後の定期的な口腔内・噛み合わせのチェック、ブラッシング指導などのプログラムを実施しています。

最長30年保証、アフターフォローについてはこちら

まとめ

インプラントの寿命やメンテナンス、再手術などについて紹介してきました。インプラントは、見た目の美しさを損なわずに噛む機能を蘇らせることができる、人気の高い歯科治療です。適切なメンテナンスを行うことで、入れ歯やブリッジよりも長く使うことができるでしょう。

アイデンタルクリニックでは、平均的な歯科医院の4,500年分にもおよぶ豊富なインプラント治療実績をもとに、経験豊富なドクターが患者様一人ひとりに合わせた治療を提案します。

最新設備を使った確かな治療を適正な価格で提供しており、アフターケアも充実しています。アイデンタルクリニックでは無料カウンセリングも行っておりますので、不安なことなどがあれば、お気軽にご相談ください。

カウンセリング予約フォームはこちら